マンハッタン 恋愛映画の英語のセリフと名言、ネタバレあらすじ、感想
MANHATTAN (1979)
マンハッタン
前回に引き続き、ウディ・アレン監督の映画です。
冒頭からモノクロで映し出されるニューヨークの街並み。
最初から「この物語の主役はニューヨークです」と言っているようでした。
ゴージャスな摩天楼、胸をときめかせるジョージ・ガーシュインの音楽、盛大に打ち上げられる花火。良いですね~(*^^*)
映画のあらすじ(ネタバレあり)と感想
華やかな街の中で、何が起きているかというと、人々は忙しなく恋愛をしている。(笑)
主人公のアイザック(ウディ・アレン)は、17歳の若いガールフレンドがいながら、メリー(ダイアン・キートン)という女性に恋をしてしまいます。
メリーは自分が美人のインテリであることを鼻にかけているような女性で、アイザックは初めは彼女のことを鼻持ちならない、overbearing =横柄な 女だと言っていましたが、会ううちにしだいに惹かれていきます。
2人が真夜中に犬を連れて街を散歩し、夜更けになるまで川岸のベンチに座ってマンハッタン橋を眺めながら語り合うシーンが、とてもロマンティックで美しいです☆
それから、プラネタリウムのデートシーンで、2人の大きなシルエットが大きく映し出され、まるで影が会話をしているような映像も面白く印象的でした。
アイザックとメリーはしばらく付き合うのですが、結局彼はふられてしまいます。
メリーは彼のことが好きだったわけではなく、つかの間の寂しさを紛らわせる相手が欲しかっただけのように見えました(^^;
英語のセリフ、名言
一人になったアイザックは、一方的に別れてしまった17歳のガールフレンド・トレイシーのことを恋しく思い出します。
terrific すばらしい
blow 吹きとばす、などという意味ですが、機を逃す、という意味でも使われます。
I blew that one
あの子を逃してしまった、という意味。
keep at a distance 距離を置く
トレイシーと付き合っていた間は、彼女が若すぎると思って、彼女を kid =子ども 扱いして本気にしなかったけれど、一番楽しく過ごせたのは彼女といるときだった、と今になって気がついたのですね。
トレイシーを取り戻すために、アイザックがマンハッタンの街を走り抜けるシーンが良いです☆
マンハッタンの街の雰囲気が伝わってきます。
ラストで、トレイシーはロンドンへ半年間の留学をすることに。
アイザックはトイレシーを引き止めようとします。「六ヵ月後には君は色々な経験をして別人になってしまう」と彼は彼女に言います。
たくさんの出会いや新しい経験があり、彼女に新しい恋人ができて、変わってしまうことを心配しているのですね。
それに対してトレイシーが微笑んで言うセリフが印象的でした。
get corrupted 堕落する
have a faith in~ ~を信頼する
トレイシー役のマリエル・ヘミングウェイが素敵です。
じっとアイザックを見つめる表情から、彼へのひたむきな気持ちが伝わってくる。
不倫、浮気、裏切り、大人たちのはまり込む泥沼の恋愛劇の中で、彼女はひとり純真な存在として光っていました。
have a faith in people
ラストのトレイシーの言葉は心に残るセリフでした。
人を信頼しなければ、きちんとした恋愛もできないですよね。
「dTV」というエイベックス社の映像配信サービスで鑑賞しました。
アニー・ホール 映画の英語のセリフ、名言、あらすじ(ネタバレ)
ANNIE HALL (1977)
アニー・ホール
ウディ・アレン監督の名作ラブストーリー。
ウディ・アレン演じるコメディアンのアルビーと、売れない歌手のアニーとの出会いから別れまでを描いた映画です。
ウディ・アレンならではのシニカルだけれどユーモアあふれるセリフや、茶目っ気たっぷりの演出が満載です♪
2人が出会ったときの会話のシーンで、駆け引きをする男女の心の声が聞こえてきたのが面白かった☆
誰でも気になる相手には自分を良く見せたいものですよね~ 気持ちわかります(^^)
英語のセリフ、名言
気の利いたセリフや、ジョークが盛りだくさんで笑わせてくれるけれど、この映画で描かれているのはシンプルな恋愛。
男女が惹かれあって、恋人同士になり、同棲することになる。
でも恋愛の一番良い時期は短くて、しだいに倦怠感が生まれ、心がすれ違うようになってしまう…
その描き方がすごくリアルで、切ないのでした。。
別れが避けがたいものになり、とうとう2人が口にするシーン。
constantly いつも
move forward 前へ進む
アルビーのセリフには、「なるほど~」と妙に納得してしまいました。
確かに恋愛って、前へ進まないで停滞すると、倦怠感が生まれて、うまくいかなくなるのかもしれません。
2人は結婚して家庭を持ちたいと望んでいるわけではない。
行き止まりになってしまったのですね。
でもアニーと別れるやいなや、彼女を恋しく思ってしまうアルビー。
彼がニューヨークの街を歩くシーンが哀愁漂っています。
「君を忘れられないんだ」とアルビーはアニーに告げます。
それに対してアニーが答えるセリフに、胸がグサリ…
「あなたは悲観的すぎて一緒だと人生を楽しめない」と彼女は伝えます。
「島みたいな人」というのは言いえて妙だと思います。
そういうアニーに対し、アルビーはこう答えます。
誰かが不幸だったり、飢えていたりしたら、自分も楽しめないというアルビー。
アルビーの人生に対するシニカルな世界観に、アニーはついていけなくなってしまったのですね。
人それぞれ価値観は異なり、他人を本当に理解し受け入れることは難しい。
アニーはアルビーとの付き合いを通して、自立した大人の女性になり、アルビーとは違う自分自身の生き方を模索し始める。
でも最後に別れがきたとしても、恋をして誰かと人生のかけがえのない時間を共有できたことは素晴らしいことですよね。
ラストのプレイバックシーンでそう実感しました。
「dTV」というエイベックス社の映像配信サービスで鑑賞しました。
映像配信サービスの中では、ここが一番安いと思います。
月々500円で映画やドラマが見放題です。
恋愛適齢期 映画の英語のセリフ、名言、あらすじ(ネタバレ)と感想
SOMETHING'S GOTTA GIVE (2004)
恋愛適齢期
ダイアン・キートンとジャック・ニコルソン主演の大人のラブコメディです。
ダイアン・キートンはウディ・アレンの映画でおなじみでしたが、50代になっても自然体の魅力は変わらず、きれいですね(*^^*)
ジャック・ニコルソンは貫禄がついた分、昔より雰囲気が柔らかくなったかな?
30歳未満の若い女の子としか付き合わないというプレイボーイ役です。
映画のあらすじ(ネタバレ)と感想
ジャック・ニコルソンが演じるハリーは、63歳だけれど若い女の子が大好きで、気軽な恋愛を繰り返している。
20代の恋人マリンと週末を楽しく過ごそうと思ってやってきた海辺の家で、ハリーは彼女の母親・エリカ(ダイアン・キートン)に出会います。
エリカは娘の彼氏が63歳の男性と知り唖然。。
彼女はハリーに拒否反応を起こします(^^;
ところがその家に滞在中にハリーは心臓発作で倒れてしまい、しばらくの間エリカの厄介になることに。
初めは迷惑がっていたエリカでしたが、彼と過ごす時間を持つうちに、しだいに2人の間に友情が芽生えていき…。
いがみあっていた2人が、一緒に過ごすうちにしだいに打ち解けて、気心が知れていく様子が、2人の会話を通して丁寧に描かれていて、とても良かったです。
海辺の家のインテリアがおしゃれで、雰囲気が素敵ですね☆
2人で海辺をのんびり散歩したり、夜中にキッチンでおしゃべりをしたり…
いつしか友情が恋心へ変わっていく。
英語のセリフ、名言
ハリーはマリン(娘の方)と円満に別れ、エリカと恋に落ちるのですが、他人と本当に関り合う恋愛をしたことのないハリーは、深い関係になるのを避けて、エリカの家を去るのと同時に彼女と別れてしまいます。
エリカは傷ついて泣きますが、「傷つかないようにしなくちゃだめよ」というマリンに向かって言うセリフが心に残りました。
work out うまくいく
become unglued 引き剥がされる
ここでは心が引き剥がされて傷つく、という意味合いです。
人を受け入れたことで自分の人生の時間を得られた、というエリカの言葉が胸に響きました。
その結果傷つくことになったとしても、それが本当に恋をするということなんだと思います。
恐れずに恋愛に飛び込むのは勇気がいることですが…。
どこか固い殻で自分を守っているようだったエリカが、恋に落ちることで表情が生き生きと豊かになり、輝いていく過程を、ダイアン・キートンがのびのびと演じています。
プレイボーイのハリー役も、ジャック・ニコルソンが演じると、どこか子どものようなところがあって憎めないですね。
2人が抱える老いの悩みに対するユーモアも面白かった(笑)
幾つになっても素敵な恋愛がしたいなあと思わせてくれる映画でした(^^)
あと、エリカに夢中になる医師役のキアヌ・リーブスがとても爽やかで必見です☆
おしゃれ泥棒 恋愛映画の英語のセリフ、名言、あらすじと感想
HOW TO STEAL A MILLION (1966)
おしゃれ泥棒
前回に引き続きオードリーヘップバーンの主演映画を。
この作品のオードリーもキュートですね☆
ジバンシィの衣装がシックでおしゃれです。
そして登場する車のかっこよいこと!
あらすじと感想
オードリー演じるニコルは、贋作画家の娘。
彼女のパパはゴッホやセザンヌなど、有名画家の偽の絵を描いて高値で売っているのです。
いつ世間にばれて警察に捕まるかもわからない、危険な仕事です(^^;
ある私立探偵が夜中に彼女の家に忍び込み、絵を偽者かどうか見極めようとします。
その私立探偵・シモンを演じるのがピーター・オトゥール。
この人は「アラビアのロレンス」で有名な人ですね。
私もあの映画を観て彼のファンになりましたが、この作品の彼もとても素敵です☆
洒脱でキザで、どこかとぼけた魅力がある(*^^*)
「ローマの休日」や「アラビアのロレンス」は名作すぎて、どちらも最後が悲しいので私はあまり気軽に観られないのですが…
この「おしゃれ泥棒」は楽しく気楽に観られて、主役の2人の魅力が存分に堪能できます♪
邦題も気が利いていて良いですよね!原題よりもずっといいかも(笑)
英語のセリフ
夜中に2人が初めて出会うシーンがスリリングでドキドキ。
絵を盗むために家に忍び込んだシモンを、ニコルは泥棒だと思って、誤って銃を発砲してしまいます。
ニコルは怪我をしたシモンの手当てをし、さらにお人好しの彼女は彼のホテルまで車で送っていく羽目に…
シモンはプレイボーイらしく別れ際に彼女を見つめて言います。
trustworthy 信頼できる、信頼に値する
on the first acquaintance
初対面で、という意味。
sport (口語で)寛大な人
調子のいいシモンはニコルにキスをしちゃいます。
キスされてぼうっとなるオードリーが可愛い(*^^*)
このキスが2人の恋の芽生えるきっかけに☆
さて、贋作画家の娘と、うさんくさい探偵の恋の行方は…?
ニコルはこの後、シモンに美術館からヴィーナスの像を盗む依頼をすることになります。
2人で協力して美術館に忍び込み、泥棒をする場面がこの映画のハイライト。
磁石を使って鍵を開けたり、ブーメランを使って警報をわざと鳴らしたりと、小道具のトリックが効いていて楽しさ満載♪
警備員さんたちのユーモアたっぷりのすっとぼけた演技も面白かったです。
2人は一緒に泥棒する中で恋に落ちていくのですが、泥棒のスリルと重なり合って、クライマックスには胸がドキドキしちゃいました。
楽しく軽快に観られるロマンティックコメディです。
個人的には、ちっとも懲りない贋作画家のパパ役のヒュー・グリフィスと、オードリーとのコンビも面白くて好きでした!
ローマの休日 恋愛映画の英語のセリフ、名言、あらすじと感想
ROMAN HOLIDAY (1953)
ローマの休日
オードリー・ヘップバーン主演の言わずと知れた名作映画。
先日改めて見直しましたが、この映画は一人の女性の成長物語でもあるのですね。
おてんばな王女様がお城を抜け出して、ローマの街で一日だけの自由を謳歌する。
一人の男性と出会い、恋に落ち、辛い別れを経験することで、彼女は王女としての責任を自覚することになる。
たった一日だけの自由と恋。
あまりにも短く儚いようですが…、だからこそこんなに美しく切ない物語に仕上がっているのだと思います。
白黒で映し出されるローマの街は素敵ですね☆
大階段のある広場や、噴水、遺跡に、聞こえてくるイタリア語の会話。
ロマンティックで、でもワクワクするような活気があって、いつか行ってみたいなあ(*^^*)
歩道のカフェに入ったり、階段に座ってアイスクリームを食べたり、スクーターに乗って走り回ったり、ボートの上でダンスをしたり。
有名な真実の口に手を入れるシーンはやはり良いですね♪
あの場面を機に、正体を隠している二人の気持ちが打ち解けて通じ合うのですね。
そして楽しい時間を過ごした後に、スリリングな大乱闘があり、恋に落ちる瞬間がやってくる…
でもその後に別れが来ること、ずっと一緒にいたいと思っていても望みが叶わないことを、口に出さなくても2人とも知っている切なさ。
英語のセリフ、名言
アン王女が好きになった男性のもとを離れ、身を引き裂かれる思いでお城へ戻った夜のシーンが印象的でした。
大臣が「ご家族と国に対する義務を自覚なさるように」と戒めます。
それに対してアン王女が答えるセリフに胸が締めつけられました。
be aware of ~ ~を自覚している
duty to ~ ~への義務
ever again
ここでの ever は again を強調する意味で使われています。
前に「戻ってくることはなかったでしょう」という否定文がありますから、「もう二度と」と付け加えているのですね。
オードリーの毅然とした表情が美しく素晴らしい。
でもその奥に押し殺した悲しみが見え隠れするのが、とても切ないのです…
ラストのインタビューシーンも良いですね。
新聞記者として目の前に現れた恋人に、王女として答えながら、彼女は自分の思いを伝えようとする。
cherish 大事にする、慈しむ
オードリーの気高い表情、その裏に女性としての切なさが揺れているのが伝わってきて、涙が出てしまいました。
新聞記者のジョーも、一人の女性としての彼女への愛情と、王女としての彼女を尊敬する気持ちを、ラストシーンでうまく表していたと思います。
再見してみて、やはり素晴らしい映画であると思いました。
今回は「dTV」という、エイベックス社の映像配信サービスで観ました。
ここは月々500円で映画やドラマが見放題と、格安です。
映像配信サービスでは一番安いと思います。映画の本数も多く、良さそうです。
登録して初めの一ヶ月は無料お試しできるので、「ローマの休日」が今回は無料で観れました♪
映像配信サービスだと、気に入った映画を何回も繰り返し観られるので良いですね。
お熱いのがお好き 恋愛映画の英語のセリフ、名言、あらすじと感想
SOME LIKE IT HOT (1959)
お熱いのがお好き
マリリン・モンロー主演の楽しいコメディ♪
大好きな作品です!
私が古い洋画にハマるきっかけとなった映画。
マリリン・モンローは女性から見ても本当にチャーミングな人ですね(*^^*)
とてもセクシーなのに、子どもみたいに純粋で、無垢な魅力がある。
共演のトニー・カーティスとジャック・レモンの2人も好演していて、それぞれの役柄にぴったりな印象でした☆
トニー・カーティスは色男ですね~。プレイボーイの役がよく似合う(笑)
ジャック・レモンはいつもながら芸達者で、表情や仕草で笑わせてくれます。
映画のあらすじと感想
偶然ある晩にギャングの殺しの現場を目撃してしまったミュージシャンのジョー(トニー・カーティス)とジェリー(ジャック・レモン)。
彼らは目撃者として命を狙われる羽目になり、正体を隠して女装して女性だけの楽団へ紛れ込み、逃れようとします。
2人の女装姿と演技がおかしいのなんの(笑)
彼らが潜り込む女性バンドの歌手が、マリリン・モンロー演じるシュガー。
ジョーはシュガーにほとんど一目惚れしてしまいます。
でも男だとばれないように、彼女と話をします。
英語のセリフと名言
シュガーは前のバンドを恋愛沙汰が原因でクビになったよう。
彼女は「私はサックスプレイヤーに弱いの。夢中になってしまうの」と女装したジョーに打ち明けます。
でも彼女の恋愛はいつもうまくいかない。彼女はその訳を説明します。
ここでの "you" はシュガーが自分のことを指して使っているのですね。
fall for ~ ~に惚れ込む
dame 女性
bet 賭ける
betting horses 馬に賭ける、つまり競馬ですね。
pull yourself together
しっかりする、自分を立て直す、という意味で使われます。
go on to ~ ~に進む
all over again 繰り返し
自分を「私ってあまり賢くないのよね」と言うシュガーがとぼけていて可愛らしい♪
サックス・プレイヤーであるジョーは彼女を誘惑したくてうずうず。
でも正体をばらすわけにはいかないので、フロリダの大金持ちの御曹司に変装して、彼女に近づこうとします…。
一方、本物の大金持ちの紳士(ジョー・E・ブラウン)が女装したジェリー(ジャック・レモン)に惚れ込んでしまって、猛烈アタック開始。
この2人がタンゴを踊るシーンが面白すぎて大好きなのです(笑)
正体を隠した二組の恋愛のさなかに、ギャングの追っ手も加わってドタバタの大騒ぎに。
気の利いたセリフも盛りだくさん!特にラストでジョー・E・ブラウンが口にするセリフが粋です。
モンローの歌のシーンも素敵でうっとり。是非観てみて下さい。
たっぷり楽しめること請け合いです☆オススメ(^^)
アパートの鍵貸します 映画の英語のセリフ・名言、あらすじ(ネタバレ)感想
THE APARTMENT (1960)
アパートの鍵貸します
今では大ベテランのお2人ですが、この頃は若くてとても初々しいですね(*^^*)
上司に逆らえないサラリーマンの哀しさを、2人の恋愛を交えてコメディタッチで描いた映画です。
あらすじ(ネタバレ)と感想
世知辛いサラリーマンの境遇はアメリカも日本も変わらないようですが、なんとジャック・レモン演じる主人公のバクスターは、上司が不倫をする”情事”の場所として、自分のアパートの部屋を提供しているのです。
彼はその見返りに出世を手に入れるのですが、今度の上司のお相手は、彼が密かに憧れていたエレベーター・ガールのフランだった…。
この時代はまだまだ男女格差が根強く、女性の仕事は秘書か、タイピストか、コールセンターか、エレベーター・ガールしかなかったようですね。
フランを演じるシャーリー・マクレーンが可愛いです(*^^*)
明るくて優しくて素直で、憂鬱な通勤時のエレベーターが彼女の存在で楽しみになるのがよくわかる♪
でも自分の上司が彼女と浮気していて、そのデート場所として自分の部屋を貸さなければならなくなり、バクスターは激しく落ち込みます。。
まあそりゃそうですよね(^^;
また、フランの方も、上司の一時の浮気相手として遊ばれているだけなのに、彼と別れることができないのでありました。
ジャック・レモンとシャーリー・マクレーンがそれぞれの恋心を切なく表現していて、コメディであると同時にホロリとさせられる映画でした。
英語のセリフ・名言
恋人が遊び人であることを知って、絶望したフランが「私には間違った相手を好きになってしまう才能があるのね」と呟きます。
このセリフにはつい共感してしまいました。
私にも身に覚えがあるかも(^^;
フランを優しく慰めるバクスターに、彼女は微笑んで、
「どうしてあなたみたいな人を好きになれないのかしら?」と言います。
彼女はバクスターの気持ちを知りながらも、彼に応えることができない。
恋愛って中々うまくいかないものですよね。。
フランはどうしたら叶わぬ相手のことを忘れられるのかしら、と呟きます。
stick on =張りつく
someone you are stuck on で 自分の心が張り付いている人、という意味で使われています。
get ~ out of your system
~をシステムから追い出す、ここでは、忘れる、心から追い出す、という意味合いですね。
invent = 発明する
恋心を忘れるためのポンプでも発明されればいいのに、とユーモアを交えて言うフラン。
最低男であることがわかっても、すぐに吹っ切ることのできない女心、
その気持ちわかります(苦笑)
フランは stuck on という言葉で恋心を表していますが、ぴったりした表現だなあと思いました。
自分の意思とは関係なく、心が相手にくっついてしまってるんですよね…。
そしてそんなフランを優しく見守るバクスター。
彼は彼女への思いから、上司の操り人形であることをやめ、自分の力で生きていこうとします。
その姿は感動的でした。
そして最後にバクスターへの思いに気づくフランの表情の美しいこと!
2人は会社を脱け出して、それぞれ自立した存在として、お互いに向き合うことになります。
ラストに微笑んでカードをバクスターに手渡すフラン。名シーンだと思います☆