恋愛映画の英語の名セリフ・名言。おすすめ洋画ラブストーリー

恋愛映画や、洋画の恋愛シーンでの英語の名セリフ・名言を集めました。おすすめの洋画の名作、ラブストーリーをご紹介しています。人気の映画のあらすじ・感想も。英語の解説もしています。心に残る映画の名シーンのセリフやフレーズで、英語の勉強もできる!

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ギルバート・グレイプ 映画のあらすじ(ネタバレ)と英語セリフ、評価感想

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WHAT'S EATING GILBERT GRAPE (1993)

ギルバート・グレイプ

 

ジョニー・デップ主演、アメリカの中西部にある小さな町を舞台にした家族の物語です。

 

若くして父親を失い、それ以来家族の面倒をみなければならなくなった青年・ギルバート・グレイプ。

彼は田舎町の日常生活に倦みながらも、その土地に縛り付けられている。

彼は家族を愛してはいるけれど、どこにも行けない閉塞感を感じていて、その苦しさがよく伝わってきました。

 

ギルバートがある女性と出会うことで、行き止まりにいた彼の心境に変化が訪れます。

ジョニー・デップの淡々とした静かな抑えた演技、知的障害を持つ弟役のレオナルド・ディカプリオ、自由で爽やかなベッキーを演じたジュリエット・ルイスなど、俳優たちがとにかく素晴らしいです☆

 

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映画のあらすじ(ネタバレあり)

 

ギルバート・グレイプ(ジョニー・デップ)は、町の小さな食料雑貨店で働く青年。

彼の父親は昔自殺してしまい、そのショックで過食症となった引きこもりの母親、知的障害を持つ弟のアーニー(レオナルド・ディカプリオ)と、問題を抱えた家族の面倒に追われる日々。

 

彼は自分の生活に行き詰まりを感じているけれど、家族の世話で忙しくて自分自身のことを考える時間もないのですね…

 

そんなある日、トレーラーで暮らしながらあちこち旅をしているという不思議な女の子・ベッキー(ジュリエット・ルイス)と出会います。

自由な雰囲気を持った彼女にギルバートは惹かれていきます。

 

英語のセリフ

 

出会って間もない頃のギルバートとベッキーの会話のセリフです。

彼女は自分の考え方について話します。

 

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externally           外見上、外面的に

 

be into~      ~にこだわる

 

last        続く

 

ベッキーに「何がしたいの?」と聞かれ、「わからない」と答えるギルバート。

 

ベッキーと出会ったことで、彼は自分自身の生活を見つめ直すことになります。

 

彼女は旅の多い生活らしく、ギルバートに「私の人生は移動してばかり」と言います。

 

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back and forth       あちこち

 

 

ベッキーが清々しく開放的な雰囲気なのは、旅の多い生活によるものなのでしょう。

ギルバートは彼女に「僕らも移動してみたいけど母親がいるからな」と言います。

 

普段は淡々としているギルバートが、ベッキーの姿を目にすると眩しいものを見るように表情が微妙に変化するのが印象的でした。

 

ギルバートがベッキーに、自殺してしまった父親のことについて語るシーンの会話が心に残りました。

 

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「生きているときから死んでいるみたいだった」と父親について語るギルバートに、ベッキーは「そんな男性を知ってるわ」と答えます。

ベッキーはギルバートのことを言っているのですね。

 

家族の世話に追われてばかりで、自分自身のことを考える暇がなく、自分の感情を抑えることに慣れてしまったギルバート。

まさしく彼の父親のよう…

 

自由な精神を持った優しいベッキーの存在によって、そんなギルバートの心が開いていく様子にじんと温かい気持ちになりました。

 

家族の”別れ”が訪れるラストは、切なく哀しくも感動的。

くすぶったような田舎町で青春期を送る青年の苦しさと希望を描いた名作映画だと思います。