アルフィー 映画のあらすじ(ネタバレ)、感想、英語のセリフ・名言
ALFIE (2004)
アルフィー
ニューヨークに暮らす、プレイボーイを自負する青年・アルフィーの物語です。
様々な女性たちが登場し、アルフィーの華麗なる(?)恋愛遍歴が語られます。
ジュード・ロウが茶目っ気たっぷりにカメラに向かって語りかけてくるナレーションが面白かった☆
どうしようもないプレイボーイだけれど情に弱いところもあって憎めない、そんなアルフィー役をうまく演じていたと思います。
映画のあらすじ(ネタバレあり)
リムジンの運転手のアルフィー(ジュード・ロウ)は、様々な女性たちと恋を楽しんでいる。
彼は「女性は見た目(顔と体)が一番大切」と言って憚らない。
「こんなにたくさんの素敵な女性たちがいるのに、どうしてたった一人に決めることができるんだ?」
彼はこう言って、”誰にも依存しないしされない”関係をモットーにしています。
シングルマザーのジュリー(マリサ・トメイ)と付き合いながら、人妻のドリー(ジェーン・クラコウスキー)と火遊びを楽しみ、さらには親友の彼女にまで手を出してしまうという始末。
アルフィーは相手が深い関係を求めてくると、うまく立ち回って逃げてしまいます。
女性たちはそんな彼にしまいに愛想を尽かし、彼の周りから離れていくことになります。
英語のセリフ
アルフィーはクリスマス・イブに、ニッキー(シエナ・ミラー)という美女と運命的な出会いを果たし、恋に落ちます。
二人は一緒に暮らし始めますが、しだいにニッキーのエキセントリックで情緒不安定な傾向が明らかになっていきます。
最初にその兆候を目にしたときのアルフィーの心のセリフです。
doomed 不運な
un-oh あらら、おっと
失敗したときなどに使われます
あらゆる不運な恋愛関係には「あーあ、の瞬間」が来る、
というユーモラスな言葉には笑ってしまいました。
ニッキーとの恋愛関係の終わりを予感したアルフィー。
彼はニッキーのことについてこう言います。
sculpture 彫像
damaged 傷のついた、ダメージを受けた
ニッキーの情緒不安定を指して、「美しいけれど傷のついた彫像」に例えるとは、
何とも冷たい言い方ですね…。
ニッキーは自分の問題を承知していて、アルフィーに「これからもっと良くなるようにがんばるわ」と言います。そのニッキーのセリフです。
handful 手に負えない
しかしアルフィーはニッキーとはもう無理だと別れてしまいます。
相手が少しでも手に負えないところを見せると、あっさり別れてしまうのが彼のやり方。
でも彼は、家を出るニッキーを見た時に胸の痛みを覚えます。
その時のアルフィーの心の中のセリフです。
inevitable 避けられない
twinge 痛み、苦痛
プレイボーイを気取っていても、女性と別れる際にいちいち胸の痛みを感じてしまうところが、アルフィーの憎めない部分なのですが…
本当はプレイボーイに向いてはいないのでは?と思ってしまいました(^^;
アルフィーが最後に1人で孤独に川岸をぶらつきながら、口にするセリフが印象的でした。
depend on ~ ~に頼る、依存する
自分の望みどおりに、誰にも依存しないしされない人生を送ってきたけれど、心の平和がない。
「もし心の平和がなければ何もない」 nothing だと言うアルフィーの言葉が心に残りました。
おしゃれにコミカルにチャーミングに、アルフィーの恋愛遍歴を描き出して、ラストにしんみりと人生について考えさせてしまう。
そんな映画でした。